物件を見に行ったときは

間取りも周辺の環境も気に入った部屋に入居したのに、住んでいてどうしても気になってきた「上の階に住んでいる人の歩く音」や「隣の部屋の話声」。 これらの「騒音」は、見学の時点ではなかなかわからないものです。 しかし、出来ることなら見学の時点で知っておきたい点でもありますよね。 一般的にはアパートよりもマンションの方が構造がしっかりしていて音も響きにくいといわれていますので、生活上の騒音が気になって仕方がないという人は家賃は高くなってしまうかもしれませんが、マンションを選ぶとよいでしょう。 その中でも選ぶ時にチェックしたいポイントがいくつかありますのでご紹介します。 まずは、床です。 フローリングだと人気も高くそういった部屋も多いのですが、クッション性の優れているカーペットや畳よりは音が響きやすくなっています。 以前は2階以上の部屋はカーペットにするということがあったのですが、最近は全部屋フローリングというのが普通になってきています。 ですので、上の階もフローリングという場合は、多少の生活音は我慢するか、そういった部屋を避けた方がよいでしょう。 次にチェックするのは壁です。 隣の部屋との境はもちろん壁ですが、そこに収納スペースなどがあると隣の音が収納スペースの空気の層のおかげで響きにくくなります。 隣の部屋の間取りは不動産会社で確認できるので、気になる人は聞いてみるとよいでしょう。 その次は窓もチェックしましょう。 サッシの種類が防音サッシや二重サッシなどありますので、より遮音性のあるサッシがついていればよいです。 線路の近くや空港の近くの場合は賃貸でも普通のサッシよりは防音性の高いものを使っていることがあります。 ここまで「部屋の中」のポイントを書きましたが、周辺環境のチェックも大切です。 交通量の多い道路に面していないか、その他騒音の対象になるようなものがないかも見てみましょう。 物件の見学は日中に行く人が多いと思いますが、見学に行った時は全く気にならなかったのに夜になったら気になってしまう、なんていうケースもありますのでよくチェックしてみましょう